2008年1月15日火曜日

「ジミー・スミス/ザ・サーモン」


 スィング・ジャズ の時代から伴奏楽器として日陰の存在だったオルガンを、メイン楽器に押し上げたという点で、ジミー・スミスの貢献は歴史に刻まれるものと言っていいでしょう。
私は、ブルースゴスペル の雰囲気が漂うハモンド・オルガンの音色にあこがれて、ジミー・スミスのレコード(古いなあ)を毎日のように聞いていた時代もありました。

 ジミー・スミスは若い頃からブルーノート・レーベル の看板スターとなって、数え切れないほどのアルバムを残しています。しかし、残念ながら2005年に76歳で亡くなりました。

 表題のアルバムは廉価版で、オリジナルアルバムからの抜粋集だと思います。6曲収録されていて、中でも“ジョニーが凱旋する時” が渋いです。

 ジミー・スミスは何度か来日していますが、残念ながら彼のコンサートに行く機会はありませんでした。一度でいいから、あのスィング感に、あのブルージーな世界に、生で触れたかったなあ。

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