2008年1月3日木曜日

「YMO/BGM」


 YMO(イエロー・マジック・オーケストラ)は、今や伝説のグループになってしまったけど、昨年(2007)はビールか何かのコマーシャルで3人(坂本龍一・細野晴臣・高橋幸宏)そろって“ライディーン” を聞かせてくれました。

 「BGM」というアルバム・タイトルは、それまでのYMOのレパートリーが「BGMにいいね」という評価が高まっていったため、メロディーが曖昧でノイズの入ったような、BGMになりにくい曲を入れてBGMというタイトルにしたという、シニカルな、少し意地悪な作為によるものだったようです。

 しかし、その後のテクノ・ミュージックは、世界的にYMO的な流れ(現代音楽風イメージ)になって行きます。

 録音は1981年。私にとっては、このアルバムも今やクラシック。5曲目の“千のナイフ” は、坂本龍一がYMO結成前から何度もレコーディングしてきた彼のオリジナル。このアルバムの編曲は最高にカッコよく、何度聞いても聞き飽きません。名曲(名演)ですよ、これは。

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