
1974年.マイルスがエレクトリックサウンドで絶好調の時期に録音された2枚組のアルバム。全曲が、同年5月に亡くなったジャズの巨人=デューク・エリントンに捧げられました。
2枚組を通して聴くと2時間以上を要します。当初LPで発売された時は、1面に30分以上の演奏が収められていたことになります。
スタジオ録音された演奏が巧みに編集されているようです。最初から最後まで緊迫感に包まれ、最後までまったく飽きることなく楽しませてくれる秀作です。
参加メンバーは1971年に来日した時のミュージシャンが中心。キース・ジャレットがキーボードで参加している曲もあります。
マイルスが亡くなってからジャズは多様化しましたが、この当時のマイルスのサウンドはもう録音でしか聴くことができなくなってしまいました。結局、継承されなかったんですね。
私は「ビッチェズ・ブリュー」からこのアルバムに至るまでのマイルスが、特に好きで、今も聴き続けています。
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