2008年5月17日土曜日

「The German All Stars/Live at the DOMICILE」



 ジャーマン・オールスターズは、1971年に文化使節としてドイツ(西独)がら日本に派遣されたジャズ・オーケストラです。リーダーは(tb)のアルバート・マンゲルスドルフでした。マンフレット・ショーフ(tp)やウォルフガング・ダウナー(p)など世界的に知られるミュージシャンが集っていました。

 このアルバムは日本からの帰国後、1971年7月、ミュンヘンのジャズクラブ「ドミシル」でライブレコーディングされたものです。LP2枚組で約70分ほどの演奏が収録されています。CD化されているのかは不明です。

 メンバーの多くは、ヨーロッパのフリージャズ・オーケストラ GLOBE UNITY にも参加していますが、ジャーマン・オールスターズの演奏は決して難解なものではありません。
とはいうものの、サウンドは明らかにアメリカのジャズとは違い、大変ロジカルでスウィング感が希薄なものとなっています。

 当時のヨーロッパのジャズは、まだクラシック音楽の呪縛から抜け切れず、ある意味で台頭期だったのかもしれません。

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