
1970年代に登場したフリージャズ系のピアニスト:ドン・ピューレン。彼がブルーノートに残した1986~1995の録音から9曲をピックアップしたベストアルバムです。
登場時のようなパーカッシブな奏法を残しつつも、オーソドックスな4ビートジャズスタイルを表に打ち出した演奏に変化した後の作品が中心。お得意のピアノソロ、ピアノトリオ、サックスを交えたコンボ演奏などさまざまなスタイルを堪能できます。
ピアノソロになると、ところどころに無調のアドリブが入り、聞いているものをニヤリとさせてくれます。
円熟の境地に至った、安心して聞いていられる演奏ではありますが、登場時のようなエネルギッシュで挑戦的な演奏をもう一度聞きたいものだと思います。
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