

“ツィゴイネルワイゼン”は、スペイン生まれのヴァイオリニスト・サラサーテが1878年に作ったバイオリン曲。高島ちさ子の「クラシカル・セレクション」というアルバムでは、ピアノ伴奏のみで弾いています。
サラサーテは、ハンガリー民謡やジプシー音楽の旋律・手法を取り入れて作曲しており、たいへん劇的な曲風で、多くのバイオリニストが必ずと言っていいほどレパートリーにしています。
高度な技巧を要する曲のため、発表された当初は作曲したサラサーテしか弾けなかったとか。
バイオリニストで作曲家だったパガニーニも技巧をこらす曲を数多く作曲し、他人に奏法を教えなかったというエピソードがあります。かつての音楽家はオリジナリティを競っていたのだなと思います。
高島ちさ子さんは素晴らしい演奏を聞かせてくれています。
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