2007年12月27日木曜日

「ジョン・コルトレーン/ライブ・アット・ザ・ビレッジバンガード」


 ザイラスです。
 ジョン・コルトレーンは私のお気に入りのミュージシャンの一人。このアルバムで、彼の絶頂期の演奏に触れることができます。
 共演のエリック・ドルフィーはバスクラリネットと、アルトサックスも演奏しているようです。

 ジャズのソロ楽器にバスクラリネット(ベースクラリネットともいいます)を持ち込んだのは、たぶんこのエリック・ドルフィーだと思います。
 コルトレーンの火の出るようなアドリブに身を沈めていると、魂が体から抜け出していくような気持ちになります。これが、コルトレーンを聞く時の至福感。

 後にコルトレーンはフリージャズの洗礼を受け、「ビレッジバンガード・アゲイン」というアルバムを作ります。その頃からコルトレーンのソロは鬼気迫るものとなっていきますが、今日のアルバムはまだそこまでいっていない感じで、比較的安心して聞いていられます。

 コルトレーンもドルフィーも1960年代に亡くなりました。これらが40年以上も前の演奏だとは実に信じがたい。
 こういうジャズが最近あまり聞けないんだなあ。

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