
タル・ファーロウは、1950年代を代表する白人ジャズ・ギタリスト。
ウェス・モンゴメリーのように広く知られてはいませんが、ハード・バップへの掛け橋となった重要人物で、玄人(くろうと)受けする渋く、スイング感のある演奏が特色。
低音弦を巧みに操る野太いサウンドにはアンプラグドの味わいも。大きな手を使いこなしたフィンガリングと、超速弾きのピッキングは、ジム・ホールをはじめとする後進のギタリストに大きな影響を与えました。
紹介したアルバムは、1956年の録音。彼の絶頂期の演奏です。
共演は、エディ・コスタ(p)とヴィニー・バーク(b)。ドラムレス・トリオで、タルの神業のようなギターを堪能することができます。
0 件のコメント:
コメントを投稿