2009年9月10日木曜日

「エリック・クラプトン & スティーヴ・ウィンウッド」



 今年6月に発売された2枚組のDVD「エリック・クラプトン & スティーヴ・ウィンウッド/ライブ・フロム・マディソン・スクエア・ガーデン」
 昨年2月にニューヨークで行われたライブ・セッション。2時間18分のステージがフルサイズで収録されています。

 エリック・クラプトンスティーヴ・ウィンウッドは、かつて「ブラインド・フェイス」というユニットを組み、たった1枚だけアルバムを残して解散してしまいました。1970年代初頭のことです。
 その後、クラプトンはデレク&ドミノスを結成し、ポップスの大御所となっていくのですが、ブラインド・フェイスに在籍していた頃のクラプトンはまさにロックのカリスマ的存在で、彼のアドリブには誰もがあこがれたものでした。

 このDVDでは、ブラインド・フェイスの曲が4曲再現されています。
 クラプトンのギターは、当時と違って円熟味を帯びており、スリリングさには欠けています。しかし、演奏された20曲ほとんどでアドリブを聞かせてくれていて、それはもう感激モノ。とりわけ、アンプラグドのブルースは最高です。

 2枚目のDVDを見ると、彼とスティーブ・ウィンウッドの深い関係が語られており、クリームを結成する時にはスティーヴを招こうとしていたこともわかります。

 私はコマーシャルに迎合せず、寡黙に自分の音楽を追及していたブラインド・フェイス時代のクラプトンが大好きです。当時のアルバムは今もときどき聞いています。

 このライブは映画にもなり、今月下旬から全国のTOHOシネマズで公開されます。

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