
昨夜、名古屋市・金山のプルニエホールで、名古屋芸大のオペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」の公演が行われました。
このオペラ公演は、毎年3月に行われている名古屋芸大恒例の催し物。地元で活躍する声楽家やオペラ歌手などを招き、良質のオペラを格安で見せてくれる絶好の機会となっています。
「カヴァレリア・ルスティカーナ」は、イタリアのジョヴァンニ・ヴェルガの小説を、作曲家ピエトロ・マスカーニがオペラ化した作品で、題名は「田舎の騎士道」という意味です。
内容は、主人公・トゥリッドゥが兵役から帰ると許嫁のローラが他の男と結婚していてショックを受けるものの、主人公と許嫁は今も惹かれあっていて、男女関係のもつれから最後には主人公が殺されてしまう、という生々しい物語。
日本なら「心中もの」になる題材が、ヨーロッパでは「殺し合い」になるわけで、米食か肉食かの違いが文化や考え方に表れていると感じます。
いずれにしても、男は初恋の女性に対しては死ぬまで未練があるもので、何度恋を重ねてもいつも相手に初恋の女性の面影を探しているものです。
このオペラを見ながら、男の性(さが)を改めて感じました。
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