2009年1月23日金曜日

「TAL/TAL FARLOW TRIO」


 タル・ファーロウは、1950年代を代表する白人ジャズ・ギタリスト。

 ウェス・モンゴメリーのように広く知られてはいませんが、ハード・バップへの掛け橋となった重要人物で、玄人(くろうと)受けする渋く、スイング感のある演奏が特色。

 低音弦を巧みに操る野太いサウンドにはアンプラグドの味わいも。大きな手を使いこなしたフィンガリングと、超速弾きのピッキングは、ジム・ホールをはじめとする後進のギタリストに大きな影響を与えました。

 紹介したアルバムは、1956年の録音。彼の絶頂期の演奏です。
 共演は、エディ・コスタ(p)とヴィニー・バーク(b)。ドラムレス・トリオで、タルの神業のようなギターを堪能することができます。